襟を正す

襟を正すこと

【大親友の話】どんな時もそばにいてくれた人、私はあなたの大切さにようやく気がつきました。

 

いつもありがとう。

出会って10年以上経った。

 

小学生の頃、女の子特有のいじめみたいな仲間はずれみたいなものに遭ってしまい、不登校になりかけた。

そんな時毎日そばにいてくれた。

学校に行かない日は電話してくれた。1時間も2時間も。

何を話したか覚えていないのだけれど、ただ誠実にずっと真っ直ぐに私の味方でいてくれていた。私が傷つく言葉は一言も言わなかったんじゃないかな。手紙も沢山くれた。大好き大好きって伝えてくれていたと思う。その子のおかげで普通の生活が送れるようになった。 

けれど私は裏切った。中学生のとき、その子が私が遭ったもの以上の悲しみを受けた時私は他の子と行動した。ずる賢く、賢くなく、申し訳ない気持ちと自分の意志の弱さと彼女の大切さに気づかぬまま彼女を大きく傷つけた。彼女はおそらく、人間不信になった。友達の多かった彼女は、沢山の友達とほぼ縁がきれた。人生の大きなトラウマにしてしまった。

 それから数年経った今でも彼女は私のことが大好きと伝えてくれる。仕事で嫌なことがあった時、嬉しいことが起きた時、何かに迷ってる時、さみしいとき、お腹が減ったとき、いつでも連絡をくれる。

あの時、そばにいて力になれたわけじゃないのに、それぞれの高校を卒業して、お互い公務員となり上京をしてきた。

「カフェなう」と送って私の欲しい返信をくれるのは彼女だけではないだろうか。「お腹痛い」と送って同情して解決策を考えてくれるのは彼女だけではないか。恋愛相談をしてズバリ言ってくれるのは彼女だけではないだろうか。あなたと出会えてよかった。